仮想通貨ブリッジの「Hop Exchange」の使い方をわかりやすく解説!

Putoran |  作成日:2022年7月7日 | 更新日:2022年7月7日
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仮想通貨ブリッジプロトコルの「Hop Protocol」のアプリケーションである「Hop Exchange」の使い方を解説します。

Hop Exchangeを使うと、イーサリアムとレイヤー2・サイドチェーンの間でネイティブトークンやステーブルコインを転送することができます。

ブリッジのやり方から、流動性の提供、ホップトークンの扱い、ステーキングの方法について画像付きでわかりやすく解説していきます。

ブリッジする

トップページ

Hop Exchangeのトップページです。

「Use Hop」をクリックしてアプリケーションを開きます。

送信画面

アプリが開きました。さっそく、トークン送信の画面が表示されています。

まずは右上にある「Connect a Wallet」をクリックして、ウォレットを接続しておきましょう。

送信画面のフォームに入力したところ

今回は例として、イーサリアムメインネットからPolygonへ、500USDCを送信してみます。

ブリッジの手順はとても簡単です。

上の方にある「Send ○○○○」のセレクトボックスで転送したいトークンを選択します。2022年7月時点ではETH・USDT・USDC・MATIC・DAIの5種類が対応しています。

「From」の部分で転送元ネットワークを選び、送りたいトークン数量を入力します。

「To」の部分で転送先ネットワークを選択します。

ネットワークは2022年7月時点で、イーサリアム・Polygon・Gnosis・Optimism・Arbitrumの5種類に対応しています。

下の方の「Fees」には手数料が、「Estimated Received」には受け取れる推定金額が自動的に表示されますので確認しておきましょう。

手数料はかかる場合とかからない場合がある模様?

ガス代は普通にかかりますのでご注意を。あと、状況によってはスリッページがかかります。

また、転送先のネットワークによっては、トークンがラップされる場合があります(例:ETH→WETH)。

送信オプション

ちなみに「Options」をクリックして開くと、Custom Recipient(カスタム受信者)を指定するボックスが出てきます。転送先ウォレットを他のものにすることもできるようですね。

送信ボタン

準備が整ったら「Approve」、「Send」の順に押して転送をスタートさせましょう。

「Approve」でHop Exchangeによるウォレット内のトークンの引き出しを承認し、「Send」で実際に転送を開始する、といった手順です。

送信中

転送中はこのようなダイアログが表示されます。転送の進行状況がわかるようになっています。

「トランザクションが承認されてから、トークンが転送先に届くまで15分ぐらいかかります」と書かれていますので、お茶でも飲みながらしばらく待ちましょう。

待っている間に「Add ○○○○ to Metamask」をクリックして、ウォレットでトークンを表示できるようにしておくのも良いですね。

送信完了

ブリッジが完了しました!

ウォレットを転送先ネットワークに切り替えて確認してみてください。トークンが届いているはずです。

イールドファーミングを行う

Hop Protocolもメジャーな分散型取引所(DEX)と同じように、AMM(自動マーケットメーカー)によって動いています。

流動性プールに流動性を提供してLPトークンを受け取り、それをステーキングして利回りを得るという、イールドファーミングが行えるのも同じです。

それでは流動性の提供に入ります。画面上にあるメニューの「Pool」をクリックすると、その画面に移ります。

流動性の追加

トークン別・ネットワーク別に流動性プールが用意されています。そこに資金を提供することになります。

ただ構造が、PancakeSwapなどの有名DEXとは少し違うところがありますので、以下ではその点を主に解説していきます。

上のスクリーンショットは、トークンにUSDC、ネットワークにPolygonを選択したところです。

ここで流動性プールでUSDCとペアとなるトークンを見てみると、「hUSDC」という見慣れないものになっています。頭にhがついているこれは「ホップトークン」と呼ばれ、Hop Protocol独自のものです。他にもhETHとかhDAIなどもあります。

ホップトークンは元のトークンと1:1で交換できます。例えばhUSDCはUSDCと1:1で交換できるわけです。

ホップトークンはブリッジ処理で内部的に使われるトークンなので、ブリッジ利用者はこれを意識する必要はありません。

Hop Exchangeでブリッジを実行すると、内部的には簡単に言うと以下のような処理が行われています。

  1. イーサリアムのUSDCをhUSDCにスワップ
  2. イーサリアムのhUSDCをBurn
  3. PolygonでhUSDCをMint
  4. PolygonのhUSDCをUSDCにスワップ

ホップトークンはこんな風にして使われているんですね。


さて、流動性を提供するために、このホップトークン自体を入手する必要があるわけですが、大丈夫、Hop Exchangeで入手できます。画面上のメニューで「Convert」をクリックしてください。

ホップトークンにコンバート

ホップトークンのコンバート画面です。

USDCをhUSDCにコンバート

3つのセレクトボックスが並んでいます。1つ目と2つ目はコンバートするネットワークとトークンを選びます。

そして3つ目では、「via AMM」と「via Hop Bridge」のどちらかのモードを選びます。

「via AMM」は、Hop ProtocolのAMMを使って、同一ネットワークでトークンをホップトークンにコンバートするモードです。

「via Hop Bridge」は、イーサリアムメインネットからトークンをブリッジしてきてホップトークンにするモードです。

どちらを使ってもOKですが、今回は「via AMM」を使って200USDCをコンバートしてみます。

あとは「From」のところにコンバート金額を入力して、「Approve」からの「Convert」をクリックすれば完了です。

USDCとhUSDCを流動性提供

「Pool」を押して、流動性の提供を行う画面に戻ります。それではUSDCとhUSDCを提供しましょう。

ところでHop Protocolでは、流動性の提供をする際、ペア通貨は同じ量でなくても大丈夫です。それぞれの量に差があったり、あるいは片方だけ提供するのも問題ありません。

その場合、もらえるLPトークンの量はどうなるかというと、基本的には(2つのトークンをひっくるめた)流動性プール全体に対する、自分のシェア(割合)のぶんをもらうことになります。

それに加えて、どちらのトークンを提供すればお得になるか、というインセンティブが設けられています。画面にある「Price Impact」の説明を見ると、このようなことが書かれています。

流動性の提供における価格インパクト

訳すと「少ない方のプールに資産をデポジットすればボーナスLPトークンを差し上げます。多い方のプールに資産をデポジットすると少ないLPトークンになります。」とあります。

流動性プール内のトークンペアのバランスを保つための仕組みですね。

流動性プールの状態

画面の下の方を見てみると、「Pool Stats」に「Reserves」という情報が載っています。これが現在の流動性プールにある資産の量です。

このときは、USDCが3,532,573で、hUSDCが3,356,637なので、hUSDCよりUSDCの方が多くなっていますね。

ここで例えば、プール内で多い方のトークンであるUSDCのみを提供してしまうと、もらえるLPトークンは少なくなってしまいます。逆に、プール内で足りていない、少ない方のトークンであるhUSDCのみを提供すれば、ボーナスLPトークンをゲットできるというわけです。できるだけ少ない方のトークンを提供するようにした方が、利益が多くなる可能性が高くなるでしょう。

他の項目の意味は以下の通りです。これらも事前に確認しておきましょう。

  • Share of pool:流動性提供後に流動性プールに占めるあなたの資産のシェア(割合)
  • APR:年換算利回り
  • LP Tokens:供給されているLPトークンの合計
  • TVL:プール内の資産の合計(USD換算)
  • Virtual Price:1LPあたりの価格
  • Fee:手数料

準備が整ったら「Add Liquidity」を押して、ウォレット側で承認すればOKです。

LPトークンをステーキングする

ステーキング画面

今回はPolygonのUSDC LPをステーキングしてみます。LPトークンをステーキングするための画面に遷移するには、上のメニューの「Stake」をクリックします。

いろんな種類のLPをステーキングできるようになっています。下の方にスクロールして目的のものを探して下さい。

Polygon USDC LPのステーキング

「Polygon USDC LP」が見つかりました。

ここにステーキングするLPの数量を入力します。「MAX」ボタンを押すと、持っている全部のLPを入力できて便利です。

各情報も確認しておきましょう。

  • APR:年換算利回り
  • Total Staked:ステーキングされているすべてのLPの合計
  • Total Rewards:支払われた報酬の総額(日単位)

Polygonの場合、報酬はWMATICで支払われるようですね。

問題なければ、「Approve」に続いて「Stake」を押せば完了です。

ステーキング完了

ステーキングが完了しました。

少し表示が変わりました。「Your Rewards」にあなたがもらえる報酬の額が、「Your Total」にあなたがステーキングした金額が表示されています。

「Claim ○○○○ WMATIC」ボタンは、報酬を請求するボタンです。微量ですがさっそく報酬が発生していますね。時間が経つごとにどんどん増えていきます。

十分な額が貯まったら、このボタンを押してください。ウォレットにWMATICが振り込まれます。ガス代はかかりますけどね。

ステーキングを解除する

ステーキング解除ボタン

ステーキングを解除するには、ここにある「Withdraw」ボタンを押します。

ステーキング解除ダイアログ

解除のためのダイアログが出てきます。

解除するLPの数量を指定します。数値で入力しても良いですし、下にある「Amount」のスライダーを使えば割合で指定できます。

指定したら「Withdraw & Claim」ボタンをクリック。

指定したぶんのLPトークンがウォレットに戻ってきます。また、未請求の報酬がある場合はそれも同時に請求したことになり、ウォレットに振り込んでくれます。気が利いていますね。

流動性提供を解除する

流動性提供の解除ダイアログ

画面上のメニューで「Pool」をクリックし、流動性提供の画面を開きます。すると「Remove Liquidity」ボタンがありますので、それをクリックすると上記のダイアログが開きます。

「Amount」のスライダーで、どれだけ解除するかを指定できます。

その上にあるセレクトボックスで、解除後にどのトークンで受け取るかを選ぶことができます。今回のようなUSDC-hUSDCのプールの場合、「All tokens」「USDC」「hUSDC」の3つから選べます。

受け取れるトークンの量は、LPトークンの量(=自身の持つシェア)で決まります。例えば自身のシェアが0.01%だった場合、「All tokens」ならUSDC・hUSDCをそれぞれのプールの0.01%ずつ、「USDC」ならプール全体の0.01%をUSDCで、「hUSDC」ならプール全体の0.01%をhUSDCで受け取れるわけです。

USDCのみを受け取る

受け取るトークンに「USDC」を選んだところです。この場合は、流動性提供を解除する量を指定するときに、金額とAmountのどちらでも指定できるようになります。

ボーナスの説明

「Bonus」の記載があることに気づくかと思います。

説明を見ると「プールで多い方の資産を引き出すとボーナストークンを差し上げます。プールで少ない方の資産を引き出すと少ないトークンになります。」と書かれています。

流動性を提供するときと同じように、流動性を解除するときにもどちらのトークンで受け取るかによってこのようなインセンティブがありますので、ここで利益を狙ってみるのも手です。

準備ができたら「Remove liquidity」ボタンを押してください。これで解除が完了です。


以上、Hop Exchangeの使い方を解説しました。これを活用して、いろんなネットワークを体験してみてください。