「DeFiがわからない」そんなあなたにおすすめの勉強方法を教えます

ざっくり知りたいのであれば「defi とは」でググればわかるとは思いますが、ではDeFiの具体的なイメージはつかめていますか? このページにたどり着いたということは、DeFiについてふんわりしたイメージしかできていないのではないでしょうか。
せっかくDeFiという先進的な仕組みに興味を持ったのですから、この際もっと具体的・網羅的・実践的な理解を得ておきたいところです。
当記事では、Putoran管理人が実際に行った勉強方法をお教えします。
それは「クリプトリテラシー検定の問題に出てくる、わからない単語の意味を調べまくる」です。
クリプトリテラシー検定とは
その名の通り、クリプト(CryptoCurrency:暗号資産のこと。短縮してこう呼ばれることがよくあります)のリテラシー(基本的な理解・活用)の検定です。DeFiだけでなく、ブロックチェーン技術やNFT、DAOなど、クリプト全般に関する知識が問われます。
※2023年1月時点でベータ版が公開されています。
「検定」とついていますが公的なものではありません。日本の有名NFTプロジェクトのCryptoNinjaが無料で提供しており、Web上で誰でもすぐにチャレンジすることができます。

基準点以上を獲得すれば合格NFTがもらえます。なお2023年1月3日時点で、すでに60,000個以上の合格NFTが発行されています。
勉強の流れ
クリプトリテラシー検定には「お試しで解いてみる」モードがありますので、これを活用します。
勉強の流れとしては、
- この検定の問題をブラウザで開く
- わからない単語をググって調べる
- 問題の正解を考える
これを繰り返すわけです。
「イーサリアム」「スマートコントラクト」「DEX」「AMM」「ガス代」…専門用語だらけのDeFiですが、調べれば全部わかりますので大丈夫!
黎明期のクリプト・DeFiの中で、クリプトリテラシー検定はいい道しるべになります。
ここからは勉強方法を手順ごとに解説していきます。
クリプトリテラシー検定のページを開く

クリプトリテラシー検定のトップページを開きます。
画面下に「検定を始める」ボタンがあります。しかし無効になっていて押すことができません。「MetaMask連携」をすることでこのボタンは押せるようになるのですが、それは後で行います。
よく見ると、もっと下に「ウォレットを登録せず、お試しで受験してみる」リンクがありますので、まずはここからお試しでやっていきます。このリンクをクリックして進めましょう。
ちなみにここに書かれている「Ninja DAO」はCryptoNinjaの運営組織です。クリプトリテラシー検定の合格NFTを持っていると、Ninja DAOのDiscordにある特定のチャンネルへの参加権が得られるみたいですね。

難易度選択の画面が出てきます。
「Bronze」(初級)を選びます。
問題分や選択肢の中のわからない単語を調べる

クリプトリテラシー検定の問題は、選択式の問題となっています。
※問題をここにそのまま貼り付けるのもアレなので、ぼかしを入れてあります。みなさんは実際のクリプトリテラシー検定のページでご覧ください。
さて、この問題文や選択肢を見てどうでしょうか。わからない単語がいっぱいあるんじゃないでしょうか? きっと「こんなの解けない」と思ったでしょう。
そこで引き返すのではなく、そのわからない単語を、片っ端からググりまくるのです。

「シードフレーズ」って何だろう?…と思ったらすぐ、「シードフレーズ」でググりましょう。
ありがたいことに多くの人が解説記事を書いています。なるほど、そういう意味だったんだ。
「ガス代」って…? 燃料のガスと仮想通貨に何の関係が…? さあググりましょう。これは「ガス代 仮想通貨」で検索するのが良いかもですね。
「分散型取引所」とは一体…? 気になったら「分散型取引所」でググりましょう。
ヒットした記事の中にまたわからない単語があったら、それもググりましょう。
クリプトリテラシー検定の回答には制限時間があり、こうやって調べているとそのうち時間切れになってしまいますが、まずは気にせずに、調べることに集中してください。
調べたことは、ノートか何かにメモしておくと良いです。
手を動かすのも重要
手を動かせるところは動かすのが大事です。
仮想通貨取引所の口座開設はしてありますか? 日本円から仮想通貨に交換するスタート地点は取引所になりますので、もしまだなら開設しておきましょう。初めてであれば、有名どころのbitFlyerやCoinCheckを選んでおくのが無難だと思います。
トップページでもチラッと出てきた「MetaMask」にも、調べる中でたどり着いたでしょうか? MetaMaskはクリプト・DeFiを触る上で必須ですので、必ずインストールしてください。

MetaMaskの初期設定をする際に注意すべき点は覚えていますか? これまで調べまくってきたあなたなら、きっと分かるはずです。
DeFiの中心的なサービスである分散型取引所(DEX)も、MetaMaskのインストール・設定が終わったら軽く触ってみると理解がより深まると思います。本格的に触るのは検定に合格してからにしましょう。なにせ危険がいっぱいのDeFiなので。
問題の答えを考えてみる
問題文や選択肢に書いてある意味がわかるようになれば、各選択肢が適切なのか不適切なのか判断できるはずです。ここには正解を書きませんので、各自考えてみてください。
問題に解答するか、時間切れになると正解が自動的に表示されます。自分の認識と合っていたかどうか確認しましょう。正解すればもちろんOKですし、もし不正解だったらどこが自分の認識と違っていたのか、また調べ直してください。
※クリプトリテラシー検定の選択肢には、ところどころ微妙な日本語や解釈が難しい文章があったりしますが、めげずに考えましょう笑。作者の意図をくみ取るのがコツ?
※「選択肢の中から不適切なものを選んでください」という問題が多いです。うっかり逆を選ぶ間違いをしやすいので注意が必要です。
この手順を繰り返していきます。正解してもしなくても次の問題に進むことができますので、どんどん進めていってください。
最後の問題まで調べ終えたあなたは、すっかり仮想通貨・DeFi等について詳しくなっているはずです。
仕上げに本受験!

さあ、クリプトリテラシー検定のトップページに戻って、今度は本受験に挑戦してみましょう。
右上の「MetaMask連携」ボタンを押して、このサイトに接続してください。すると「検定を始める」ボタンが押せるようになりますので、クリックして始めましょう。
仮想通貨・DeFi等についてきっちり調べたあなたは、あらふしぎ、カンタンに解けるようになっているはずです。
実技試験!? 合格NFTの受け取り

基準点以上を獲得すれば合格となります。合格NFTはGalxe(旧Project Galaxy)というサイトで受け取ることができます。受け取り方法は多分合格したときに表示されたと思います。あるいはNinja DAOのDiscordにも載っていますのでそちらを参照してください。
ところでこのNFT、「Polygon」というブロックチェーン(ネットワーク)上で発行されたものですので、受け取る際にもあなたのPolygonのウォレットで受け取ることになります。
さらに受け取る時にはガス代を、Polygonの基軸通貨である「MATIC」で支払う必要がありますので、これを用意しなければなりません。
ある意味、これが実技試験と言ってもいいかも知れませんね笑。
ウォレットにMATICを用意する方法はいくつかあります。以前なら海外取引所Binanceを経由するのがメジャーだったと思いますが、Binanceは日本から口座開設できなくなってしまいましたのでこの方法は使えません。
最近は国内の取引所でもMATICを買えるところがいくつか出てきました。2023年1月時点ではbitFlyerとビットバンクで購入可能です。
他には、イーサリアムからブリッジするのも1つの方法です。
もう少しで合格NFTをゲットできますのでチャレンジしてみてください。
まだ終わりではありません
合格NFTをゲットした方、おめでとうございます。
しかし! 今回受けた「Bronze」はまだ初級です。クリプトリテラシー検定にはさらに上の難易度があるのです。中級が「Silver」です。そして上級の「Gold」も今後追加される予定のようです。
個人的にはBronzeだとまだ初歩的すぎるかな、といった印象です。DeFiを一通り理解するなら、Silverも合格しておきたいところです。
Silverは難易度がぐっと上がります。「流動性の提供」って何だろう?…「流動性の提供」でググりましょう。すると「イールドファーミング」と関連が深いことがわかりますね。じゃあ今度は「イールドファーミング」を調べましょうか。「インパーマネントロス」は難解ですが、がんばって理解しましょう。
「PancakeSwap」とか「Uniswap」ってどんなサービスだろう?…「PancakeSwap」「Uniswap」でググって、出てきた解説記事を読むのも良いですし、実際に各サービスにアクセスして軽く使ってみるともっと良いです。
DeFiは開かれた世界であり、誰でもアクセスできるのですから、百聞は一見にしかずで触ってみましょう(もちろんリスクは理解した上で)。ただ偽サイトも存在するのでくれぐれも注意を怠らないように。
先は長いですがお互い頑張りましょう。それでは。